私たちは、安全、安心、長期安定な医療に全力を尽くしますが、医療は人間が生物であるために、100%確実なものではなく、本質的に不確実・不確定・限界があり、「絶対」はあり得ません。
現代医療は完成されたものではなく、常に発展途上です。現在行われている「最善の医療」が「最善」とは限りません。医療における「善」は常に変化していくと考えるのが合理的です。
医療行為と無関係の病気や加齢を基盤とする機能異常が医療行為の過程で発生することもあります。例えば脱離(取れる)、破損(壊れる)、破折(折れる)、再発(再発病)等の偶発症が起きる可能性があることから、全ての医療にはリスクが伴います。
これらのリスクにはきわめて稀なものや予想外のものもあり、全ての可能性を説明しつくすことはできません。
医療の不確実性は、各個人の複雑性や有限性、多様性、医学の限界に由来するものであり、全ての可能性を網羅できません。
医療の持つ不確実性を共通認識として十分な信頼関係構築を目指しております。
ご理解とご協力をお願いいたします。